先日、恒例の来年度予算が閣議決定され政府案として公表されましたね。106兆円と最大規模の予算となりましたがコロナの影響である程度は仕方ない側面もありますが、やはり借金（公債金）に頼る体質は変わっていません。ただ、借金は決して悪い事ではなく、ビジネスパースンなら100万円借りて、それを200万、300万円と事業を大きくすればよいのですが、わが国の場合、100万円借りて、なんと半分もプロデュースできていないのです。だからGDPとの比較で日本は断トツ世界のワーストワンで借金がGDPの2.6倍にもなっているのです。細かい話はマネーセミナーでお話ししていますが、家計に置き換えて考えてみると分かり易いです。我々のお給料は国にとっては税金ですから、税収が歳入の何％かを計算すると54％なので、家計の総収入（歳入）を100とすると年収が540万円(54%)であるにもかかわらず1,000万円の生活をしていることと同じと言えます。このツケ（つまり今の生活レベルを守るため給料と同じくらいの借金をしている現状）はいったいいつ解消できるのでしょうね。そのためにもお金の使い道である歳出がどうなっているかをみて、どこに無駄があるのかを見極めないといけないのですが、それはまたの機会に。